「ターシャ・テューダー、静かな水の物語」を観た。
ターシャがコツコツと作り上げた庭は、30才。(映画当時)
動物たちと昔ながらの暮らしをする姿は、魅力的だった。
ターシャ・テューダー、静かな水の物語を観ました。
ターシャ・テューダー、静かな水の物語
アメリカを代表する絵本作家、ガーデナーであるターシャ・テューダーのドキュメンタリー映画。
タイトルの「静かな水」とは、「静かな水のように穏やかであること。周りに流されず自分の速さで進むこと」というターシャの言葉からとられている。
ターシャ・テューダーってどんな人?
出典元:http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20150308_tashatudor_8es.html
アメリカでもっとも愛されている絵本作家のひとりであり、ガーデナー。
1915年、ボストンの名家に生まれる。
社交界に興味が持てず、両親の離婚を機に、農業をする母の友人宅で暮らすことを選ぶ。
1938年、夫の姪シルビー・アンを主人公にした絵本『パンプキン・ムーンシャイン』を出版。
56歳の時、長年の夢だったバーモント州の山中に、森に囲まれた荒れ地を購入。
長男のセスに、18世紀築の友人宅を模した家を建ててもらい、みずから「地上の楽園」と呼ぶ美しい庭をひとりでつくりあげ、自然に寄り添った生活を続けた。
ターシャ・テューダー語録
映画の中で印象に残った、ターシャの言葉をまとめてみた。
人づきあいが苦手だから、この仕事(絵本作家)が好き。
ひとりが好き。それが欠点でもあるのだけど。
とても穏やかだから冬が好き。
雪で道路が塞がって孤立することもあるけど、この静けさは格別よ。
花は全部好きだから色々植えるの。嫌いなのは堅苦しい庭。
新しい植物は、必ず3か所に植えて、最もよく育つ場所を見極めるの。
植物が幸せに生きられる場所を用意するのが、ガーデナーの役目だから。
人間はそこが気に入らないと思えば、出ていくことができる。
幸せに生きる場所を探すことができるの。
私は自分が思う通りに生きてきたの。人から何を言われても「はいはい」と聞き流してね。
何かをやりたいと思ったら、
すぐに始めなさい。
人間はかく悲劇を好むけど、それは間違いよ。
この美しい世界を謳歌しないなんて、馬鹿げてるわ。
短い髪も短いスカートもお断り。
せっかく女性に生まれたのに、なぜエレガントな装いを楽しまないの?
まったく理解できないわ。
ガーデニングは喜び。
人生は短いから好きなことをするの。
バーモントに住みたいと思ったのは、季節がはっきりしているからよ。
季節のない街なんてまっぴら。どの季節も好きなの。すべてが移ろっていくところも。
静かな水のようにありたい。
それは、小さな動物たちの生き方にも通じるもの。
彼らは必要なものはすべて、身の回りにあると知っているの。
かたや人間は、ないものねだりばかり。欲望で不満を膨らませている。
まずは静かな水のように世界を受け止め、感謝することから始めたいわ。
忙しすぎて、心が迷子になってない?
豊かな人生を送りたいと思ったら、心が求めるものを心に聞くしかないわ。人生は短いのよ、楽しまなくちゃ。
最後に
アメリカを代表する絵本作家であるターシャも、始めから成功したわけではありませんでした。
ニューヨーク中の出版社に、絵本の出版を断られたそう。
「まるで花のカタログ。きれいなだけでつまらない。」と言われたことも。
それでも、ターシャは諦めなかった。
夢だった、ずっと絵を描き続けること、バーモント州に住むことという2つの夢を見事叶えた。
10代で母親の期待通り社交界にいることを断り、自分の道を進んだターシャ。
当時の女の子が、この選択をするのは一般的ではなく、簡単ではなかっただろう。
「チャーミングでかわいいおばあちゃん」というイメージから、「意志の強い頑固なおばあちゃま」に変わった。
それだけ、自分のしたいこと、好きなことをはっきりとわかっている。
自分の人生だから、
自分の好きなことをする。
夢はみるものではなく、
叶えるもの。
すごいな。
ガーデナーさん、ロハスな暮らしに憧れる方、ぜひどうぞ。
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*参考になります。トラコミュ。*
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