映画。異端の鳥を観てきました。
映画、「異端の鳥」を観てきました。
原作は、ホロコーストの生き残りであるチェコ出身のイェジー・コシンスキーが1965年に発表した「ペインティッド・バード(異端の鳥)」。
全編モノクロ、約3時間のチェコ・ウクライナの映画です。
予告編、あらすじなど
東欧のどこか。ホロコーストを逃れて疎開した少年は、預かり先である一人暮らしの老婆が病死した上に火事で家が消失したことで、身寄りをなくし一人で旅に出ることになってしまう。行く先々で彼を異物とみなす周囲の人間たちの酷い仕打ちに遭いながらも、彼はなんとか生き延びようと必死でもがき続ける―。
昨年のヴェネツィア国際映画祭において、『ジョーカー』以上に話題を集めた作品が『異端の鳥』だ。第二次大戦中、ナチスのホロコーストから逃れるために、たった一人で田舎に疎開した少年が差別と迫害に抗い、想像を絶する大自然と格闘しながら強く生き抜く姿と、異物である少年を徹底的に攻撃する“普通の人々”を赤裸々に描いた本作は、ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、少年の置かれた過酷な状況が賛否を呼び、途中退場者が続出。しかし、同時に10分間のスタンディングオベーションを受け、ユニセフ賞を受賞し、同映画祭屈指の話題作となった。本作はその後も多くの批評家から絶賛を浴び、アカデミー賞®国際長編映画賞のチェコ代表にも選ばれ、本選でもショートリスト9本に選出。第32回東京国際映画祭においても「ワールド・フォーカス」部門で上映され、高い評価を得た。
引用元:http://www.transformer.co.jp/m/itannotori/intro-story/
どんな映画か一言で説明し難いので、公式サイトから引用させていただきました。
主人公の少年を演じるのは、新人のペトル・コトラール。
他には有名どころだと、ジュリアン・サンズ 、ハーヴェイ・カイテル、バリー・ペッパーが出演しています。
感想
出典元:https://www.crank-in.net/gallery/column/81746/3
観終ったらどんな気持ちになるのか想像つかない映画だな、と思いながら観に行きました。
感想は...。
言葉に表すと、「なるほど...。」という一言になりますかね...。
ちょっと自分が想像していたのとは違ったかも。
良い意味でもなく悪い意味でもなく、観終って感動とか、ないです。
少なくとも私はなかった。
ただただ本当に人間の醜さと残酷さが描かれている。
人はなぜ、自分(自分たち)と異質の対象を、こうも迫害し、排除したがるのか。みたいな。
私だったら、この少年のようには生きていけませんね。
モノクロ映像の中の自然や鳥のさえずりや川の流れる音が美しさが、人間の醜さと対照的に際立っていました。ある意味、監督の狙い通りかもしれません。
私にとってきつかったのが、罪のない動物が無残に殺されるシーンが多いこと。
動物好きの方にはおすすめできません。
後から、原題の「ペインティッド・バード」が、映画の内容そのものをずばり表してるんだな、とよくわかりました。
ただひとつ、バリー・ペッパーが渋かった。
もし、ご覧になるなら、監督のインタビュー(監督声明)を読むと、より深く観れるのではないかと思います。
よろしければ、こちらもどうぞ。
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