私はひとり暮らしをしていて、
諸事情により、
実家に寄ることは正直少ない。
昨日、高齢の父から電話があり、
実家の犬が
いわゆる虹の橋を渡った、
と聞いた。
実家の犬がいわゆる虹の橋を渡った。ペットを飼う、ということ。
実家の犬は、
私が家寶(ガーボウ)と名付けた。
私が小さい頃から、
実家では犬を飼っていた。
でもきっと、家寶が
実家の最後の犬になるだろう。
父親は高齢になったので、
走り回る犬のお世話をはじめるには
もうしんどいし、
私は実家を出たし、
同居の家族は忙しい。
仔犬の頃は、
ぬいぐるみみたいでかわいいと
キャイキャイしてもらっていた。
実家の犬は代々、
家の中で放し飼いだったが、
家寶はほとんど
つながれっぱなしになった。
ペットを家族と思えないなら、
”かわいい”だけじゃ飼っちゃダメ。
ぬいぐるみじゃないの。
家寶の晩年は、
つなぎっぱなしはかわいそうだと、
父親が自分の部屋で放していたのが
ちょっと救い。
家寶は父親にかわいがられ、
それなりに幸せだったと信じたい。
父親にとっても、
特に母が他界してからは
家寶は相棒だった。
実家にあまり寄れないから、
家寶の顔を見るたび、
ココロの中では、
”これが最後になるかもしれない”
と思いながら撫でた。
気持ちを込めて、撫でた。
だから後悔はない。
動物の生き方は、
本当に純粋だ。
人間がペットより偉いとか、
そんなのないから。
むしろペットが人間を癒してくれ、
学ばせてくれることの方が
多いかもしれない。
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