私自身はシンプルライフが好きだけど、
ライフスタイルはそれぞれ好みがあって
良いと思っている。
むしろ、
多様なライフスタイルがあって当然。
それでも、
今回目にしたこの記事の一部は
衝撃的だった。
ミニマリストの食バージョン?
食べない人々 が増えている?
もう随分前になるが、
俳優の榎木孝明さんが
30日間の不食生活をしたことで
話題になった。
1日1食生活の方も増えているようで、
一昔前のように
1日3食決まった時間に食べましょう
という考えでない方も
多くなっている印象。
別に3食じゃなくても、
決まった時間じゃなくても、
お腹が減ったと感じた時に食べたら
良いのではないか?
いやいや、
3食決まった時間に食べた方が
良いに決まっている?
正直私には、
どちらが正しいのかわからない。
正しい、正しくないという
ジャッジが必要なのかすらわからない。
でも、以下の記事に
とても衝撃を受けた。
「個人差はあると思いますが、食べるとやっぱり眠くなりますよね。それから排泄もしなくちゃいけない。1日に3回食べて、そのたびに眠くなって、1日1回排泄をする。この、当たり前のことの繰り返しを、なんとかできないかなと思ったんです。食料を買うにもお金が必要ですし、料理だってしなくちゃいけない。食べたそばから、次のごはんは何にしようかと考えないといけない。当然、ゴミも出るから捨てないといけない。もっと効率よく生きられないのかなと思ったのが、食べない生活に入るきっかけでした」
「食にまつわることを減らすことによって、もっと他のことができるんじゃないかと考えたんです。私はべつに食べるために生きているんじゃないって」
身の回りのものをなるべく減らして、シンプルに生活するミニマリストが注目を浴びているが、Aさんの考え方は、その食バージョンなのだろうか。
▶「食べない」人々――グルメ時代に抵抗感? - Yahoo!ニュースより
食べて排泄をすることが効率が悪い?
「食べたら眠くなる」。
これはたしかにそうかもしれないし、
良く聞くことだ。
50歩でも100歩でも譲ろう。
でも、排泄もしなくちゃいけないって...。
人は多かれ少なかれ食事をしないと
生きていけない。
すると排泄は当然必要。
睡眠も必要。
生きている人間なんだから当然のこと。
「排泄もしなくちゃいけない。」
この考え方、正直怖くなった。
食にあまり興味がない方は
たしかにいらっしゃる。
興味がわかないものは仕方がない。
でも、食べたら
排泄もしなくちゃいけないって...。
まぁ、私自身もありますよ、
トイレ行きたいけど、
行くの面倒臭いなぁと思っちゃうこと。
でも、それとは違う次元のことで。
そこまでして
効率良く生きようとするのは、
他に一体どれだけ価値ある
"したいこと"があるのか
そんなに忙しいのか。
なんだか、
呪縛みたいなものを感じる。
ミニマリストの食バージョン?
この考え方
(排泄までもを手間と考えること)
を食のミニマリストバージョンとは
捉えて欲しくない。
記事自体も、「なのだろうか。」という
疑問形で終わっている。
このような考えを
食のミニマリストなんて
ちょっとお洒落気な表現にして、
それに賛同したり憧れたりする人が
増えて欲しくない。
食べることができる幸せ
私自身、ここ何年も
夜間の摂食障害と付き合いながら
生きている。
食に興味がないものを持てというのは
無理な話かもしれない。
でも、量や回数はどうあれ、
食事を美味しいと思って
いただけないことは、
残念だしもったいない。
人生の楽しみが1つ消えてる。
食べ物に感謝とか、
食べる物があることへの感謝とか、
忘れたくない。
物質に恵まれた時代に
なったからかな。
「美味しいと思って食べることができる」幸せ。
そんな感性まで削ぎ落としたがる方が
増えませんように。
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